- 吉田 陽子 (よしだ ようこ)
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編集・グラフィックデザイナー
名古屋造形芸術短期大学卒。
長野県は中山道、木曽路の生まれ。「情報伝達で社会貢献」を合い言葉にフェアトレード(公正な貿易)などにおいて生産者さんの生活や文化・伝統の情報発信をしている。日本神話や神社建築に興味があり、訪れた土地の神社を巡るのが、愉しみのひとつ。好きなお酒は、田酒、黒霧島、ラフロイグ10年など。好きな食べ物は、やはり信州人なので蕎麦や山菜です。
善光寺 御開帳記念御箸 [atelier m4 vol.8]
善光寺の御開帳で賑わいを見せている信州。
http://www.zenkoji.jp/index2.html
御開帳とは、数え年で7年に一度(現在は丑と未の年)、
秘仏である御本尊様のお身代わりとして、
「前立本尊」様を本堂にお遷しして全国の人々にお参りいただく盛儀です。
2003年の御開帳には、なんと628万人の方が参詣されたそうです。

「善光寺御開帳記念御箸」
http://www.atelier-m4.com/news/2009/05/post-54.html
アトリエm4の新作、
お弟子さんたちが丹精込めて制作しました。
現在の本堂建立の際、松代藩が普請奉行にあたったというご縁から、
毎回松代町から「回向柱(えこうばしら)」が奉納され、
柱に触れる人々に、み仏のお慈悲を伝えてくれます。
その回向柱と同じ小川村の杉材で作られた、特製の御箸。
清々しい気持ちにさせてくれますね。
地元の伝統行事と「木」という繋がりで
このような関わり合いができ、
地域の方や訪れる方々にも喜ばれ、
また、お弟子さんの技術向上にもつながり、
本当にありがたい仕事だと大作さんはおっしゃいます。
そこには、伝統工芸を次世代に伝える使命をもつ
師匠の顔がありました。
「伝えられたからこそ今の自分がある。
だからこそ、次ぎに伝える使命がある。」
そんなゆるぎのない循環は、伝統工芸のみならず
私たちの日々の生活にも言えるところがありそうです。
アトリエm4には、日本各地からお弟子さん希望の若者が訪れます。
そんな伝承者、教育者としての大作さんに
メッセージをお聞きしました。
何がしたいかわからない、という人が多いけれど、
何がしたいか、ではなく
何をしてあげられるか
そんな、人を喜ばす創造力をぜひ養ってほしい
それが、モノづくりに活かされる時、
何がつくりたいか
自分はどういうものがほしいのか
どういうものを創ったら人が喜ぶか、がわかり
豊かで優れた作品を生み出す原点となっていく
指物という伝統工芸家でありながら
技術もデザインも進化し続けるアトリエm4の大作さん。
今後のご活躍がとても楽しみですね。
- 2009.05.11
- 信州家具「atelier m4」
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- yoshida
床の間 [atelier m4 vol.7]

突然ですが、皆さんの家に床の間はありますか?
床の間のある部屋は、お客様をお迎えするために使われるせいか、
どこか静粛な気持ちになります。
生け花や掛け軸、骨董品などが飾られた空間は、
まるで小さな美術館のようですよね。
古くは神を拝むための場所だったそうですが、
室町時代から安土桃山時代にかけて造り付けとなり、
座敷の装飾的性質を持つようになったそうです。
ところが最近の集合住宅には、床の間のない間取りも多く見られますよね。
住居スペースの確保や、和室自体が少なくなってきていることを
考えると仕方のないことなのかもしれませんが
願わくば、あの聖域を感じさせる空間がほしいものですよね。
そこでアトリエ・エムフォオさんがご提案するのが
マンションでも床の間感覚で使っていただけるローキャビネット。
型にはまらない、有機的なデザインなので
液晶TVや現代アート的なもの、反対に古風な物を飾っても
素敵です。馴染みます。
この自由さが何とも言えないですよね。
老松という素材を使用していて、松ヤニが多く、
そのにじみが独特の模様を作り出すのだそうです。
着物を着る人もテーブルにすわる時代だからこそ、
融和する家具やインテリアが求められているのでしょうね。
- 2009.04.28
- 信州家具「atelier m4」
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- yoshida
豊かさ [atelier m4 vol.6]
桜も終わり、新緑の芽吹きが待ち遠しい
今日この頃ですが、皆さまいかがお過ごしですか?
アトリエ・エムフォオさんの
グループ展「時代をつなぐなかまたち」では
ひときわ大きな作品で目立っていた
大作さんの大作(^^;)、キャビネット型の箪笥(たんす)。
背の低いキャビネット型なので、
現代の建物(例えばマンションや洋風建築)においても
相性はいいですし、収納が少ない住居でも嬉しい、
着物でも洋服でも小物でも、なんでも収納可能な箪笥です。
私だったら、何を入れてどんなインテリアにするだろう・・・。
お気に入りの絵と一輪挿しも飾りたい。
心がワクワクしますね。
まさに「工芸作品でもなく工業製品でもない」
現代の暮らしに気持ちの良い箪笥。
ところで、引き出しの取っ手には「一、二、三…」の数の模様が。
おわかりになりますか?
素敵ですよね。私は心踊りました。
取っ手に数の模様が入っている。
ただ、それだけなのですが、
大作さん特有の遊び心が伝わってきて、
箪笥を通して作り手とコミュニケーションしている
感覚とでもいいましょうか。
身体がほわっと緩みます。
モノを通して、作り手さんとコミュニケーションができる。
職人さんの手で生み出されるモノだからこそ
味わえる醍醐味だと思うのです。
たぶん、そんな「ちょっとしたこと」が
心地よく豊かに暮らすエッセンスなのでは・・・。
そして、そんな小さな「ちょっとしたこと」に
気づける自分でありたいな、と思う今日この頃です。
- 2009.04.15
- 信州家具「atelier m4」
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- yoshida
時代をつなぐなかまたち[atelier m4 vol.4]
お待たせいたしました。
アトリエm4さんが出品される展覧会の
ご案内です。
この機会にぜひ、日常空間に息づく本物の工芸品を
ご堪能ください。
☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆
「時代をつなぐなかまたち」
2/19(木)~28(土)
並木館5階 和光並木ホール
10:30~18:00
最終日は17:00まで
2/22(日)休業
www.wako.co.jp
銀座、和光にて
洋画・彫刻・金工・木工・ガラス工芸の、
ジャンルも世代も異なる作家8名によるグループ展を
開催いたします。
静謐でありながら明るい色彩の静物画をはじめ、
御影石を素材とした存在感のある彫刻、
精緻な装飾がほどこされた金工作品、
指物の技を生かしながら現代の生活空間に合わせて
制作された木工家具、
おだやかな質感が特徴のガラスの器など、
個性あふれる力作が一堂に会します。
出品作家
井尾建二(金工)
大室桃生(ガラス工芸)
木村太郎(金工)
前岡奈央子(金工)
前田純一(木工)
前田大作(木工)
山崎 隆(彫刻)
山脇智夫(洋画)
☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆
- 2009.02.11
- 信州家具「atelier m4」
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- yoshida
一生、とことんつき合う [atelier m4 vol.3]
煌々と輝くクリスマスツリー。
イブの夜、アトリエ・エムフォオさんでは
優雅なクリスマスパーティーが催されました。
皆さんはどんな聖夜を過ごされましたか?
キリスト・・・、神さま・・・
人間は神様が与えて下さった
資源を分けていただいている。
私たちの使命は、いかにその資源を
大切に使わせていただくか。
・・・突然ですが、
私の心に深く残った純一先生のお言葉です。
アトリエ・エムフォオでは、
何年か経てば買い替える「消費する家具」ではなく
「一生つき合える家具」
を制作しています。
オーダーメイドにこだわる理由もそこにあります。
例えば、私がおばあちゃんになっても
ずっとずっと、大切につき合っていける椅子。
嫁にいっても…、どんなに環境が変わろうとも…、
そばにいて、私をくつろがせてくれる椅子。
ハッとしました・・・。
私は家具と一生とことん付き合う、なんて考え方を
したことがなかったのです。
そんな「夫婦」や「友人」のような感覚・・・。
むしろ、お恥ずかしながら
買い替えや使い捨てることが当たり前とさえ思っていました。
消費する・させる、ことでお金が循環し、
世の中が潤おう、という現代の消費社会の風潮において、
一番怖いのは、環境破壊につながっていること、と
純一先生はおっしゃいます。
そして、日本の伝統文化は消費はしない、とも。
「モノ」も「自然(資源)」も「人」も
分け隔てなく、大切に接する心と姿勢が
この美しい家具を生み出している源泉なのだ、と
あらためて響いてきました。
愛おしそうに木について語ってくださる
大作さんの眼差しからも、それは伝わってきます。
『心技一体』
今年もあとわずか。
- 2008.12.29
- 信州家具「atelier m4」
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- yoshida










